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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

いろはうた 

あまつくにはら とよさきの
てりそむるいろ うけもえぬ
おほわたちふね ひめやゆれ
しんゐなへせす かみこゑを

天つ国原   豊幸の
照り初むる色 受け燃えぬ
大海千船   姫や揺れ
神威並べ為す 神声を

解説

天つは「天の。天にある。天上界に所属する。」、国原は「広く平らな土地。広い国土。」、豊(とよ)は「助詞‘の’を伴って連体修飾語として用いられるほか、名詞、時に動詞の上に付いて用いられる。物事が豊かである意を表し、褒める意を添える。」、幸(さき)は「さいわい。繁栄。」、初むは「〔動詞の連用形に付いて〕…し始める。初めて…する。」、海(わた)は「海(うみ)。」、神威(しんゐ)は「神の威光。」、並ぶ(なぶ)は「並べる。」、為す(せす)は「なさる。あそばす。」の意味です。

※ちなみに天つ国(あまつくに)は「高天原のこと。日本神話で、神々の世界。」「天国のこと。」の意味です。

余談

この歌は「大神 オリジナル・サウンドトラック」のDisk4の中にある「太陽は昇る」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

意訳

高天原は、豊かな繁栄をもたらす(朝の光が)、照り始めるその色を受けて、まるで一面が燃えたかような神々しさを放っている。

一方、大海原からは数多くの船が、波に揺られながらやって来て、その先頭の船の舳先には、勇敢に立っている姫様の姿が見られる。

その姫様は、神威を発揮しなさる声を次々に発せられているよ。

雑感

中々合わせるのが難しく、ちょっと強引になってしまったかもしれない。正直、どういう状況での歌なのか、ちょっとよくわからない。

まず感じるのは、豊幸の幸(さき)は崎(さき)に通じ、御崎(岬)の情景を連想させられる。

おぼろげに感じるイメージとしては、とある姫君が長い間、船でどこかに行っていたが、目的を果たして晴れて帰ってきたシーン、というもの。

「神声」としているが、これは何かの目的が達成されたので、その神威を知らしめることが出来た、という意味で、いわば勝ち鬨みたいな感じを受ける。

目的が成就されたことを、いち早く知らせるために「天つ国」に戻って来た、という感じもする。

この姫様は神功皇后のようなイメージだが、よく考えてみると天照大神の別名は日孁(ひるめ)である。ヒルメは何気ヒメに通じる感じがする。なので、この姫様は天照大神とも言えるのかもしれない。

だが、後半部分の最初の文字を縦に繋げると「豊受姫神」となるので、そのまま豊受姫神のことと取るべきなのかもしれないが、接点がちょっとよくわからない。

うーん、詳細がよくわからないが、良い知らせが来る、という意味には違いがないので、この形をもって、この歌の完成とすることにします。

Posted on 2017/08/12 Sat. 18:32 [edit]

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12

いろはうた 

ゆふさりつかた をとくれて
ゐあきぬへいろ よみせなむ
まそほのえもん けすちめに
うねるおはやし わらひこゑ

夕さりつ方 遠暮れて
居飽きぬ平路 夜店並む
真赭の衣紋 毛筋目に
うねる御囃子 笑ひ声

解説

夕さりつ方(ゆふさりつかた)は「夕方。」、遠(をと)は「遠い所。遠方。」、平路(へいろ)は「平らな道。平坦(へいたん)な道。」、並むは「並ぶ。連なる。」、真赭(まそほ)は「赤い色。ますお。」、衣紋(えもん)は「衣服。身なり。」、毛筋は「結い上げた髪の毛の流れ。」、うねるは「上下・左右に大きく波うつ。また、うねりが寄せる。」、御囃子(おはやし)は「囃子を丁寧にいう語。」の意味です。

余談

この歌は新日本風土記のテーマ曲「あはがり」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。「あはがり」は奄美の島言葉で「全てが明るい」という意味だそうです。

雑感

見ての通り、夏祭りのイメージを膨らませて作った歌です。

Posted on 2017/07/27 Thu. 23:54 [edit]

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27

いろはうた 

くにあけわらふ とよさかゆ
つねなるみやゐ ひはりむれ
たてしおほこゑ ぬへもろめ
そんすうをませ いのちきえ

国明け笑ふ 豊栄ゆ
常なる宮居 雲雀群れ
立てし大声 野へ諸目
尊崇を交ぜ 命帰依

解説

豊(とよ)は「助詞‘の’を伴って連体修飾語として用いられるほか、名詞、時に動詞の上に付いて用いられる。物事が豊かである意を表し、褒める意を添える。」、栄ゆ(さかゆ)は「繁栄する。栄える。」、常なりは「永久だ。不変だ。」、宮居(みやゐ)は「神が鎮座すること。また、その住まいとするもの。神社。」、雲雀(ひばり)は「スズメ目ヒバリ科の鳥。全長17センチくらい。体は褐色の地に黒い斑があり、頭に短い冠羽をもつ。日本では留鳥・漂鳥として河原・畑などにすみ、春になると空高く舞い上がりながら、ピーチュク、チルルなど長くて複雑な節回しでさえずる。告天子(こくてんし)。」、野(ぬ)は「野原。野。」、諸目(もろめ)は「左右の目。両眼。両目。」、尊崇(そんすう)は「とうとびあがめること。そんそう。」、帰依は「神仏や高僧を信じてその力にすがること。」の意味です。

余談

この歌は「大神 オリジナル・サウンドトラック」のDisk4の中にある「太陽は昇る」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

意訳

国が明るくなって皆笑っている。豊かに栄えている。

永久なる神が鎮座する場所から、雲雀の群れが飛び立つのを見て、(その素晴らしさに思わず)立ててしまった大声。そのまま両目を(周りの)野原へやると、しみじみとした感情が湧きあがって来る。

(この光景を心底)尊び崇めながら、私の命は分からない何かに帰依していく。

Posted on 2017/07/20 Thu. 23:59 [edit]

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20

いろはうた 

あまくたるねろ すはらしさ
てりそめゐやふ うきゆひに
おほこゑもれぬ をえつせむ
かみよへなんと いのちわけ

天降る嶺ろ 素晴らしさ
照染め礼ぶ 盞結ひに
大声漏れぬ 嗚咽せむ
神世へ何度 命分け

解説

天降る(あまくだる)は「神や天人などが、天上から地上におりる。」、嶺ろ(ねろ)は「峰(みね)。」、礼ぶ(ゐやぶ)は「礼を尽くす。敬う。」、盞結ひ(うきゆひ)は「杯を交わして、固く誓約すること。」、嗚咽(をえつ)は「声を詰まらせて泣くこと。むせび泣き。」、分けるは「障害物などを押し開いて進む。」の意味です。

余談

この歌は、WAVEのアルバム「Citra re:verse -其歌は真言顕す欠片と為りて-」の中にある「天照大御神-AMATERAS SYSTEM-」~「月読命-TSUKUYOMI SYSTEM-」~「須佐能乎命-SUSANOWO SYSTEM-」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

意訳

神様が天降る(山の)峰の素晴らしさはどうだ。この神様の御稜威によって、今まさに地上が照り染められるように、私たちの顔も驚きと興奮によって照り染められている。今はただ有り難いばかりで、この神様を迎えるにあたっては、ひたすら礼を尽くすのみだ。

これにより、昔からの神の誓約が実現すると共に、新たな神世の幕開けとして、盛大な結婚(結魂)式が行われることに、拍手喝さいの大歓声が漏れた。

あぁ、このまま歓喜に打ちひしがれながらむせび泣こう。今回の神世を迎えるまでに、何度転生を繰り返し、この命を分け進めて来たことか……。

雑感

見ての通り、歌の中に「天照大神」と「素盞嗚命」の神名を織り込んでいます。

いろいろな意味が含まれていそうですが、ひとつは天津神(あまつかみ)と地津神(くにつかみ)の完全なる和解、和合を示しているものと思われます。簡単に言うと、この世界が天でも地でもなく、天地になるということ。霊体一致するということ。

(山の)峰は、どこかの山の峰というよりは、この世のピラミッド構造の頂点に神が君臨するという意味かと思います。それゆえの神の世でもある、ということかと。

Posted on 2017/07/19 Wed. 18:24 [edit]

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19

いろはうた 

もとつおほかみ ひらきます
いろはうたこゑ さくあけぬ
むへんのわれを えてちよに
ねふりゆめなし やそせゐる

元津大神 開き坐す
伊呂波歌声 幸く上げぬ
無辺の我を 得て千代に
眠り夢無し 八十瀬居る

解説

坐す(ます)は「(補助動詞) 他の動詞の連用形に付いて、補助動詞‘ある’‘いる’の尊敬語。また、その動詞に尊敬の意を添える。…ていらっしゃる。お…になる。 」、伊呂波(いろは)は「‘いろは歌’の最初の三字をとったもので、‘いろは歌’の仮名四七字の総称。または、これに‘ん’あるいは‘京’を加えた四八字。」「〔‘いろは歌’を手習いの初歩に使ったことから〕 物事の初歩。基礎的なこと。 ABC 。」、幸く(さく)は「幸いに。無事に。変わりなく。さきく。」、上ぐは「神仏に供える。奉納する。」「声を大きくする。」、無辺は「広々と限りのないこと。際限のないこと。また、そのさま。」、千代は「非常に長い年月。千年。永遠。ちとせ。」、眠り(ねぶり)は「ねむること。ねむり。」、八十瀬(やそせ)は「多くの瀬。瀬々(せぜ)。」の意味です。

余談

この歌は「大神 オリジナル・サウンドトラック」のDisk4の中にある「太陽は昇る」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

意訳

元津大神が開いていらっしゃるいろは歌を、声に出して無事に上げた。(その結果)無辺の我を得て、永遠に眠ることなく、夢を見ることなく、(今は)この八十瀬に居る。

雑感

ミロクの世の到来を言祝ぐ歌です。

霊界物語によれば、いろは歌は空海の作ではなく、「太元顕津男の神の言霊より鳴り出でし神歌」なのだそうだ。簡単に言うと、大元の神様の言霊から鳴り出た神歌ということになる。

下記霊界物語参照。

『霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻 第1篇 紫微天界 第10章 婚(とつ)ぎの御歌』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館」さん)
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm7310

意訳では、いろは歌を声にして上げた、ということだが、上記霊界物語の内容を加味すると、これは修理固成を完成させたとも解釈できそうだ。

また、いろはには物事の基本と言う意味もある。いろは歌を歌うことで広大なる自分を得て、永遠に迷うことのない真理の世界にたどり着いた、という呪術的な側面だけでなく、これは大元の神様のいろはの教えの道を歩くことで、真理の世界にたどり着いた、という意味にも取れるような気がする。

世の中にはいろいろと神様や仏様、その他宗教的な教えがあってバリエーションがあるが、まあ要は良心に従って生きよ、ということかと思う。それが大元の神様のいろはの教えではないかと。

最後の「八十瀬」だが、これは八十世(やそせ)に通じる。下記ブログによれば今は七代目の世の中で、次は八代目になるのだそうだ。ということで、この言葉の意味は八代目の十(神)の世という意味も含まれているように思う。

また八代(はちだい)は八代(やしろ)とも読める。おそらくこれは社(やしろ)にかかっていて、皆が神の社(宮)となるという意味も含まれているように思う。

ここで言う神の宮とは神社のことではなく、一人一人が神と繋がって、それぞれが神の全き(まったき)顕れ(あらわれ)として生きる、ということ。

もちろんそのままの意味にとって、宇宙全体が神の社、神の宮殿として感じられる、という意味でも良いだろうし、神の社、神社(じんじゃ)は神社(かんしゃ)に通じる、ということで、皆がいつも感謝するような素晴らしい世の中になる、ということでもあるように思う。

下記ブログ参照。

『物質(七)の世は終わるダルマ(宇宙法)の七転び八起』(「人に内在する良心神(神言会)」さん)
http://kamikotokai-b.jugem.jp/?eid=36

『3月3日は豊受様の命日?。3月3日の桃の花。5月5日の桃の実で神代八代に』(「人に内在する良心神(神言会)」さん)
http://kamikotokai-b.jugem.jp/?eid=351

ちなみに今回の歌では、七文字ずつ区切ると「みろくのよなる」(弥勒の世成る)の言葉が浮かび上がって来るように、趣向を凝らしてみた。

いわゆる折句のことだが、なぜ七文字にしたかというと、七は七(な)で、「成る」「生る」の‘な’に通じるためである。全部で四十八文字なので、最後は六文字になるが、六は六(む)で、結ぶに通じる。

イメージとしては、鳴り鳴る果てに(弥勒の世と)成り結ばれた、といった感じ。

Posted on 2017/07/18 Tue. 18:07 [edit]

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