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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

まわりうた 

きんしのり つまひくゆみか
  めすめさめ すめかみゆくひ まつりのしんき

(金鵄乗り 爪引く弓が 見す目覚め 皇神行く日 祭りの神祇)

解説

金鵄(きんし)は「日本の建国説話に出てくる金色のトビ。神武天皇の東征に際して、長髄彦(ながすねひこ)征伐の際に弓の先に止まって天皇の軍を助けたという。」、見すは「お治めになる。ご統治なさる。▽「治む」の尊敬語。」、皇神(すめかみ)は「神を敬っていう語。すべかみ。」、神祇(じんぎ)は「天神と地祇(ちぎ)(=地神)。天と地の神々。」の意味です。

余談

この歌は「大神 五重之音調」の中にある「ウシワカ登場」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

雑感

中々難しいが、解釈を試みる。

歌の内容は、金鵄が弓の先端に止まって、その弓を皇神が爪引くことで全てを丸く治める、という風に感じる。弓は武器であるので武力の象徴でもあるが、一方、神事などでも使われることから祭具としての性質も持つ。ちなみに、金鵄は日本の建国説話に出てくる金色のトビで、無血勝利の象徴とされる。

皇神のスメは、おそらくスメラのスメと思われる。◎(=○にヽ=ス)の命(メ)、或いはスメル(統める)神の意で、ここでは天帝と解釈したい。その後の祭りは、祭る、真弦(まつる)に通じる気がする。

つまり、天帝が弓を引いて鳴らすことで、弓の上下の両端の部分が釣り合っていることが、その弦から出る音によって確認される、と解釈できる。こうして真弦(=美しい弦)から音が鳴ることで、天と地の神々が真釣り(まつり)合って、和合したことが確認された、ということではないかと思う。音は○(オ)、十(ト)で、○(本)と十(末)を表しているようにも感じる。

おそらく「爪引く弓」の意味は、一度弓から離れた矢はもう元に戻らないように、ここ三千年余りで天帝が仕組んだ末代に一度の経綸が、いよいよ出て来るということではないだろうか。

金鵄はよくわからないが、鳥は最後の出演者を意味する「取り」、或いは「肚裏」(=とり=心の中)に通じる。また鵄(とび)は飛びに通じて、一気に飛躍するニュアンスを感じる。

そして弓は斎身(ゆみ)、斎三(ゆみ)で、神聖なる天帝の身によって、三千世界が一度にことごとく清められるニュアンスを感じる。

Posted on 2017/05/11 Thu. 22:06 [edit]

category: まわりうた

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