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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

いろはうた 

あまくたるねろ すはらしさ
てりそめゐやふ うきゆひに
おほこゑもれぬ をえつせむ
かみよへなんと いのちわけ

天降る嶺ろ 素晴らしさ
照染め礼ぶ 盞結ひに
大声漏れぬ 嗚咽せむ
神世へ何度 命分け

解説

天降る(あまくだる)は「神や天人などが、天上から地上におりる。」、嶺ろ(ねろ)は「峰(みね)。」、礼ぶ(ゐやぶ)は「礼を尽くす。敬う。」、盞結ひ(うきゆひ)は「杯を交わして、固く誓約すること。」、嗚咽(をえつ)は「声を詰まらせて泣くこと。むせび泣き。」、分けるは「障害物などを押し開いて進む。」の意味です。

余談

この歌は、WAVEのアルバム「Citra re:verse -其歌は真言顕す欠片と為りて-」の中にある「天照大御神-AMATERAS SYSTEM-」~「月読命-TSUKUYOMI SYSTEM-」~「須佐能乎命-SUSANOWO SYSTEM-」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

意訳

神様が天降る(山の)峰の素晴らしさはどうだ。この神様の御稜威によって、今まさに地上が照り染められるように、私たちの顔も驚きと興奮によって照り染められている。今はただ有り難いばかりで、この神様を迎えるにあたっては、ひたすら礼を尽くすのみだ。

これにより、昔からの神の誓約が実現すると共に、新たな神世の幕開けとして、盛大な結婚(結魂)式が行われることに、拍手喝さいの大歓声が漏れた。

あぁ、このまま歓喜に打ちひしがれながらむせび泣こう。今回の神世を迎えるまでに、何度転生を繰り返し、この命を分け進めて来たことか……。

雑感

見ての通り、歌の中に「天照大神」と「素盞嗚命」の神名を織り込んでいます。

いろいろな意味が含まれていそうですが、ひとつは天津神(あまつかみ)と地津神(くにつかみ)の完全なる和解、和合を示しているものと思われます。簡単に言うと、この世界が天でも地でもなく、天地になるということ。霊体一致するということ。

(山の)峰は、どこかの山の峰というよりは、この世のピラミッド構造の頂点に神が君臨するという意味かと思います。それゆえの神の世でもある、ということかと。

Posted on 2017/07/19 Wed. 18:24 [edit]

category: いろはうた

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