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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

まわりうた 

しらなみの しほのかにくも
  なみたまた みなもくにかの ほしのみならし

(白波の 潮の香に雲 涙また 水面国処の 晡時のみならし)

解説

香(か)は「におい。かおり。」、晡時(ほじ)は「申(さる)の刻。午後四時頃。転じて,夕方。」、ならしは「…であるよ。…だなあ。」の意味です。

余談

この歌は、「千と千尋の神隠し サウンドトラック」の中にある「6番目の駅」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

雑感

国処(くにが)はどこかの国の処(ところ)を指しているのではなく、単に陸地の意味で使っている。

辞書にこの言葉自体は載っていなかったが、国処から転じて陸(くぬが)になった、と解説があったので、この言葉を使うことにした。

別の視点で見れば、国には「故郷」という意味もあるので、そのニュアンスも含まれている、と見ても良いかもしれない。

白い波の立つ音、そして潮の香りに空に浮かぶ雲。それら光景に涙がまた流れ、目の前の水面と今ここに立っている陸地全てが、夕方の時間帯特有の雰囲気に包まれている。それらひっくるめて、どこか故郷めいた懐かしさを感じる、ということ。

Posted on 2017/07/29 Sat. 10:41 [edit]

category: まわりうた

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