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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

まわりうた 

きとふとう くしきひひとり
  きしかんか しきりとひひき しくうとふとき

(きと不動 奇しき日一人 既視感が 頻りと響き 時空飛ぶ時)

解説

きとは「特に意図せずにある動作をするさま。思わず。ふと。」「動作が瞬間的に行われるさま。急に。とっさに。」、不動は「動かないこと。ゆるがないこと。」、奇し(くし)は「霊妙だ。不思議だ。くすし。」、既視感(きしかん)は「一度も経験したことのないことが,いつかどこかですでに経験したことであるかのように感じられること。デジャビュ。」、頻りと(しきりと)は「繰り返し何度も。ひっきりなしに。たびたび。」の意味です。

余談

この歌は、ゲーム「luv wave」の主題歌「luv wave」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。

雑感

今日は朝から何だか変な感じで、昨日の延長線上に続く今日のはずなのだけれども、何だかまるで違う世界にいるような感じがしたので、その感覚を歌にしたものです。

最近、アメリカのドラマ「スーパーナチュラル」を見ているので、そのせいかもしれない。(笑)

では、歌の解釈を少々。

「きと不動」は、フッと不動の状態になる、ということ。

イメージ的には、高速のエレベーターが上に上がる時の、フッとしたあの感覚に近い。luv wave的にいうと、XINNにアクセスした時の状態を想像する。個人的には、季節の変わり目などでも感じることが多い。

「奇しき日一人 既視感が 頻りと響き」は、デジャビュが一瞬のことではなく、それが脈打つように続いているということ。

その感覚は、上に書いたように、何だか別の世界に来たような感覚なのだけれども、いつかどこかで見たような世界にも感じる。懐かしいと同時に、全く新しい世界に感じるということ。

「時空飛ぶ時」は、そのまま時空を飛ぶ瞬間という意味であるが、詠み終った所から、また反対に詠み返すと、最初の「きと不動」に戻るため、「時空を飛ぶ時」の後には「きと不動」が続いていることが判る。

図にすると、こうなる。

→                →                →

きとふとう くしきひひとり きしかんか しきりとひひき しくうとふとき

←                ←                ←

このように、時空を飛ぶ瞬間、フッと不動の状態になった、という風に続いていることが判る。

通常は、自分の意識も身体も時空に乗っかって移動しているが、ふとした瞬間、意識だけがそこから抜け落ちて、時間と空間に影響されない、特殊な不動の間(ま)の中に、はまってしまったような、そういう感覚である。

だから、目の前の変化する空間と、止まることなく続いていく時間が、何だか嘘くさく感じられるのだ。

しかし同時に、本来自分はここに存在していないのに、目の前の時空に触れられることに、とんでもない喜びを感じてしまう、ということでもある。

まるで10年前の世界に来たような、或いは10年後の世界に来たような、また或いはパラレルワールドの世界に来たような、そんな感覚である。

それは昨日の延長線上で続いて来た今日ではなく、昨日のある時点から枝分かれした、別の次元で存在している今日の中にいるような感じなのだ。

従来の世界からすれば決して存在するはずのない、そんな不思議な今日の中にいるような感じなのだ。

Posted on 2017/08/18 Fri. 09:13 [edit]

category: まわりうた

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