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花鳥風月

気ままに回文歌、いろは歌を書いています。

まわりうた 

なかききろ ことむけやはし
  まいのちの いましはやけむ ところききかな

(永き岐路 言向け和し 真命の 今し速けむ 所義気かな)

解説

岐路は「道が分かれる所。分かれ道。」「将来が決まるような重大な場面。」「本筋ではなく、わきにそれた道。」、今しは「たった今。今という今。」、義気(ぎき)は「正しいことを守り行おうとする意気。義侠心(ぎきょうしん)。」の意味です。

雑感

「永き岐路」は、永遠の分かれ道という意味にとれるが、今ここしかないという一期一会のようなニュアンス。

「言向け和す」は、相手を説き伏せて納得させるというような意味だが、漢字をそのまま見ると、言葉を向けて、相手を和ませる、というようなニュアンスを感じる。

「真命の 今し速けむ 所義気かな」は、自分の命が、今の今、速くなるだろう所、という意味で、いわば、無意識から出て来る言動というような意味と解釈したい。そしてそれが義気である、と。

つまりは、たとえば、困っている人がを見かけて、大丈夫ですか、と声をかける、など、そういう言動が義気だなぁ、と詠っているということ。

それは、その人が大丈夫だろうかと思う前に、自分の中の命がもう動いてしまっている、そういう働きのことを指している。

逆から言えば、その一瞬を逃せば、いや私がしゃしゃりでても一緒だし、とか、声をかけたら逆に迷惑かもしれない、とか、そういう思考が出て来て、一期一会の所を逃してしまう、ということでもある。だから「永き岐路」なのだ。

Posted on 2017/10/11 Wed. 08:42 [edit]

category: まわりうた

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